1999年度産デラウエア栽培履歴
概要
甲府の南東にある砂地の早場地帯です。この10年間、除草剤を使わず有機質肥料を中心に極めて少ない肥料設計(平均すると通常の3分の一以下)で、草生栽培をしています。また、農薬の使用回数、散布量とも少ない状態が続いています。
元肥1998年11月
カキ殻10袋、SB−T堆肥18袋、ケイフン10袋を全園に撒きトラクターで浅く耕起し、SB−T液(ミネラル酸性水)を4Lを1000Lにしてブドウの樹にたっぷりと散水しました。
追肥1999年
4月8日 | 散布 | 尿素 | 30Kg |
5月11日 | 葉面散布 | アミノメリット500倍、木酢液500倍、ミネラル塩1000倍 | 200L |
5月12日 | スプリンクラー | SB-T液肥 | 5L |
5月29日 | 葉面散布 | マンガン200倍、メリットM1000倍、ミネラル塩1000倍 | 200L |
6月9日 | 撒布 | ネオキーゼライト(天然マグネシウム) | 20Kg |
農薬の使用状況(実質10アール)
4月4日 | 石灰硫黄合剤22倍 | ベンレート(殺菌剤)400倍 | ミネラル塩1000倍 | 100L |
5月15日 | リドミル(殺菌剤)1000倍 | 木酢1000倍 | ミネラル塩1000倍 | 150L |
5月23日 | ゲッター(殺菌剤)2000倍 | メリット青1000倍 | 200L | |
8月予定 | ICボルドー40倍 | リン酸カリウム500倍 | ミネラル塩1000倍 | 200L |
植物成長ホルモンの使用状況
5月10日 | デラウエア | 1回目ジベレリン | 100ppm | 浸漬処理 | 10L |
6月2日 | デラウエア | 2回目ジベレリン | 80ppm | 散布 | 40L |
抗生物質、他の植物成長ホルモンは、使用しませんでした。
公的機関の指導要綱との比較結果
散布回数43%減、使用農薬63%減、使用濃度ほぼ同じ、散布量74.5%減、殺虫剤、殺ダニ剤無使用
農薬使用は、情報公開が信頼の絆であり栽培基準であると考えております。