1999年度甲府産ピオーネ栽培履歴
公的機関の指導要綱との比較結果
農薬散布回数12回を7回で約42%減 延べ使用農薬数21を11で約48%減
10アール当たり総散布量4000Lを925Lで約77%減 使用濃度、やや低め。
栽培管理を情報公開することが、信頼の絆であり栽培基準であると考えています。
概要
甲府の南東にある砂地の早場地帯です。この7年間、強制摘心による短梢剪定栽培、草生栽培、無除草剤、有機質肥料を中心に管理し農薬使用も少ない傾向が続いています。
元肥1998年11月
SB−T堆肥35袋、ゼオライト(珪酸)24袋を全園に撒きトラクターで浅く耕起しライ麦の種を蒔き、SB−T液(ミネラル酸性液)4Lを1300Lにして、ブドウの樹にたっぷりと散水しました。
追肥1999年
4月8日 | 撒布 | ライ麦の生育のため。 | 尿素 | 30Kg |
5月29日 | 撒布 | 樹勢の弱い木のみ。 | フミン酸化成 | 20Kg |
6月8日 | 撒布 | 天然マグネシウムの補給 | ネオキーゼライト | 40Kg |
7月29日 | 散布 | リン酸カリウム500倍 | ミネラル塩1000倍 | 500L |
農薬の使用状況(20アール)
4月4日 | 石灰硫黄合剤22倍 | ベンレート(殺菌剤)400倍 | ミネラル塩1000倍 | 150L |
5月15日 | リドミル(殺菌剤)1000倍 | 木酢1000倍 | ミネラル塩1000倍 | 150L |
5月23日 | リドミル(殺菌剤)1000倍 | スプラサイド(殺虫剤)2000倍 | ミネラル塩1000倍 | 300L |
6月4日 | ゲッター、トリフミン(殺菌剤)3000倍 | メリットM、1000倍 | ミネラル塩1000倍 | 200L |
6月8日 | ICボルドー(殺菌剤)50倍 | ニッソラン(殺ダニ剤)2500倍 | ミネラル塩1000倍 | 300L |
6月16日 | アドマイヤ(殺虫剤)5000倍 | ミネラル塩1000倍 | 250L | |
7月15日 | ICボルドー(殺菌剤)50倍 | リン酸カリウム500倍 | ミネラル塩1000倍 | 500L |
植物成長ホルモンの使用状況
5月30日 | 1回目ジベレリン | 12.5ppm | 浸漬処理(満開後) | 7L |
6月13日 | 2回目ジベレリン | 25ppm | 散布 | 21L |