甲府上阿原第一農場

2002年度産栽培履歴

 

デラウエア

ベリーA

概要

デラウエアベリーAを強制摘心による短梢剪定と自然形長梢剪定で栽培しています。甲府の南東にある砂地の早場地帯で面積は40アール(約1200坪)です。この13年間、除草剤を使わず有機質肥料を中心に極めて少ない肥料設計(平均すると通常の3分の一以下)で、草生栽培をしています。また、農薬の使用回数、散布量とも少ない状態が続いています。
本年度、この農地を取得し、池川式簡易雨除け10アールとかん水設備を設置しました。2001年度から計画的に改植し、2004年に、池川式簡易雨除け栽培の欧州系品種10a、デラウエア10a、長梢剪定のピオーネなど5a、ベリーA15aになります。

公的機関の指導要綱との比較結果

  総散布量 化学農薬散布量 散布回数 延べ使用農薬数
1999年度デラウエア 74.5%減 90.8%減 4回で43%減 54.5%減
1999年度ベリーA 72%減 78.8%減 5回で37.5%減 25%減
2000年度デラウエア 94.7%減 100%減 1回で85%減 90%減
2000年度ベリーA 75%減 100%減 3回で62.5%減 72%減
2001年度デラウエア 86.7%減 100%減 1回で85%減 90%減
2001年度ベリーA 67%減 92%減 3回で62.5%減 80%減

元肥2001年11月

11月1日 カルシウム補給 サンライム(カキ殻) 20Kg×15袋
11月7日 腐植酸苦土 アヅミン(亜炭) 20Kg×8袋
11月21日 地力増進 牛糞堆肥 28L×120袋
11月22日 リン酸ぼかし Pランド 24L×24袋

全園に撒布し、デラウエア(10a)を除く、改植、新植区は、約2m間隔にトレンチャーで、幅30cm、深さ40cmに溝を切り深耕し、11月30日にトラクタ−で耕起した。


追肥などの状況

4月11日 ベリーA
若樹の痩せ地
撒布 地力増進 ケイフンペレット   15Kg 10袋
4月15・16日 ベリーA
若樹の痩せ地・苗木
マルチ 水分保持 牛糞堆肥   28L 19袋
5月6日 デラウエア、
ジベ吸収促進
散布 ニームオイル
1000倍
アミノエール
2000倍
  サントクテン
10000倍
250L
5月7日 デラウエア、
ジベ吸収促進
散布 ミネラル塩 1000倍     250L
5月13日 全園、健全生育
デラ、花カス落とし
散布 アミノ酸
アミノエール
2000倍
ニームオイル
1000倍
木酢液
1000倍
展着剤
サントクテン80
10000倍
デラ
200L
ベリー
300L
5月22日 デラウエア
マンガン200倍
散布 アミノ酸
アミノエール
2000倍
ニームオイル
1000倍
ミネラル塩
1500倍
展着剤
サントクテン80
10000倍
200L
5月22日 ベリーA 散布 アミノ酸
アミノエール
2000倍
ニームオイル
1000倍
木酢液
1000倍
展着剤
サントクテン80
10000倍
500L

農薬などの使用状況(実質30アール)new

5月3日 全園 散布 殺虫剤
スプラサイド
1500倍
アミノ酸
アミノエール
2000倍
ニームオイル
1000倍
展着剤
サントクテン80
10000倍
700L
5月6日 デラウエア 浸漬処理 種無し化 ジベレリン100ppm 展着剤
トルキャップ500倍
  12L
5月30日 デラウエア 散布 殺虫剤
モスピラン
4000倍
アミノメリット青
500倍
ニームオイル
1000倍
展着剤
サントクテン80
10000倍
200L
5月30日 ベリーA
長梢剪定
散布 殺虫剤
モスピラン
4000倍
アミノメリット青
500倍
ニームオイル
1000倍
展着剤
サントクテン80
10000倍
200L
6月1日 デラウエア 散布 果粒肥大 ジベレリン
87.5PPM
    25L
6月5日 ベリーA
短梢剪定
散布 殺虫剤
モスピラン
4000倍
アミノメリット青
800倍
ニームオイル
1000倍
展着剤
サントクテン80
10000倍
200L
6月8日 ベリーA 散布 自然農薬 ICボルドー66D
50倍
ニームオイル
1500倍
展着剤
キクノー500倍
500L
6月16日 ベリーA 散布 殺菌剤
トリフミン
5000倍
アミノ酸
アミノエール
2000倍
ニームオイル
1000倍
  300L
6月28日 苗木 散布 自然農薬 ICボルドー66D
60倍
ミネラル塩
1500倍
展着剤
キクノー500倍
50L

もどる