境川農場２００４年度産栽培履歴

境川農場

２００４年度産栽培履歴

概要

ここ境川農場（３０アール）は、’９２年に棚田を造成しブドウと土を同時に育ててきました。たい肥、カキ殻などの有機質肥料と除草剤を使わずにライムギ、雑草を刈り取り土に返す草生栽培、マイクロスプリンクラーによるかん水、独自開発した簡易雨除けハウス栽培に適した新しい仕立て方（新短梢剪定、改良ケイン型）などを取り入れ、新しいブドウ栽培理論を実証している農場です。これまでにブドウの樹も土も順調に育ち、着実に成果が上がっています。

公的機関の指導要綱（ピオーネ）との比較結果

	総散布量	化学農薬散布量	散布回数	延べ使用農薬数
1999年度ピオーネ他	76%減	90.2%減	6回で50%減	53%減
2000年度ピオーネ他	86%減	93.8%減	6回で50%減	52%減
2001年度ピオーネ他	87%減	87%減	6回で50%減	１２で48%減
2002年度ピオーネ他	88%減	88%減	5回で58%減	７で70%減

元肥２００３年１１月

１１月９日	カルシウム補給	サンライム（カキ殻）	２０Ｋｇ×８袋
１１月９日	微生物	Ｐぼかし	３００Ｋｇ×２．５袋
１１月９日	地力増進	牛糞堆肥	３００Ｋｇ×１袋
１１月９日	微量要素	ＢＭようりん	２０Ｋｇ×８袋

全園に撒布し、１２月１７日にトラクタ－で耕起した。

new追肥などの状況

２月１７日	塗布	ロザリオ	萌芽促進	メリット青・シアナミド	１対１	０．２Ｌ
３月１８日	ＭＳ散布	全園	土壌改良	ランドＧ	５Ｌ	２００００Ｌ
４月１６日	散水	全園	土壌改良	ランドＧ・５００倍	４Ｌ	２０００Ｌ
４月１７日	土壌注入	全園	土壌改良	ランドＧ・１０００倍	２Ｌ	２０００Ｌ
４月１９日	撒布	１～１２	土壌改良	サナSI-M（ケイ酸資材）		１０ｋｇ
４月１９日	撒布	全園	リン酸補給	Ｍリンぼかし		１４０Ｋｇ
５月１３日	散布	１０～２０、３３～８	ケイ酸	サナフォルティＫ１００・１０００倍	展サントクテン８０１００００倍	５００Ｌ
５月１６日	土壌注入	全園・アミノ酸など	木酢液１０００倍	ペンタキープＶ５０００倍	メリットＭ１０００倍	５００Ｌ
５月２９日	撒布	全園	リン酸補給	Ｍリンぼかし		１６０ｋｇ
６月８日	土壌注入	全園	木酢液５００倍	ペンタキープＶ８０００倍		１１００Ｌ
６月９日	散布	１～１０以外	ケイ酸	サナフォルティＫ１００・５００倍	展サントクテン８０１００００倍	５００Ｌ
６月１５日	土壌注入	１～１８以外	木酢液５００倍	サナフォルティＫ１００・１０００倍		１０００Ｌ

new農薬などの使用状況

５月１２日	全園	散布	殺虫剤スプラサイド１５００倍	殺菌剤アミスター１０ＤＦ１０００倍	アミノ酸ペンタキープＶ１００００倍		５００Ｌ
６月２日	全園	散布	殺菌剤ロブラールＡ１０００倍	殺菌剤ホライズンＤＦ２５００倍	アミノ酸ペンタキープＶ５０００倍	硫酸マンガン５００倍	５００Ｌ
６月２日	ピオーネ	浸漬	ジベレリン	１２．５～２５ｐｐｍ			８Ｌ
６月１３日	ピオーネ	散布	ジベレリン	２５ｐｐｍ	フルメット２．５ｐｐｍ		１４Ｌ
６月１３日	全園	散布	殺菌剤トリフミン２３００倍	殺虫剤オルトラン１５００倍	硫酸マンガン４５０倍		４５０Ｌ
６月２０日	ロザリオ	散布	ジベレリン	２５ｐｐｍ			４Ｌ
６月２４日	全園	散布	欧州種は、棚上散布散布	殺菌剤アミスター１０ＤＦ１５００倍	殺虫剤モスピラン２０００倍	アミノ酸ペンタキープＶ５０００倍	４００Ｌ

農薬などの使用状況（２００３年度・参考）

４月７日	全園	休眠期散布	石灰硫黄合剤２０倍	ベンレート５００倍	展サントクテン８０３０００倍	３００Ｌ
５月２日	全園	散布	殺虫剤スミチオン１０００倍	ボニトエキス１０００倍	展サントクテン８０１００００倍	３００Ｌ
５月２３日	全園	散布	リドミルMZ１０００倍	スプラサイド１５００倍		５００L
６月７日	全園	散布	アミスターＤＦ１０００倍	硫酸マンガン５００倍	メリットＭ１２００倍	５００Ｌ
６月８日	ピオーネなど		ジベレリ１２．５～２５ＰＰＭ	アグレプト１０００倍		９Ｌ
６月１６日	全園	散布	トリフミン２０００倍	モスピラン２５００倍		５００Ｌ
６月１８日	ピオーネなど	散布	ジベレリン２５ｐｐｍ	フルメット２ｐｐｍ		１４Ｌ
６月２６日	ロザリオ	散布	ジベレリン２５ｐｐｍ	フルメット２ｐｐｍ		２Ｌ
７月３日	全園	棚上散布	ホライズンＤＦ２５００倍	オルトラン１８００倍	硫酸マンガン５００倍	５００Ｌ
７月２２日	全園	棚上散布	ＩＣボルドー６６Ｄ３０倍	オルトラン１５００倍	展アビオンＭ１０００倍	６００Ｌ