葡萄通信 01/03/20

境川農場のピオーネの皮むき(樹皮を剥ぎ取る)作業です。
数年に一度の作業ですが、目に細かいゴミが入るため、ゴーグルをして、丁寧に粗皮を剥ぎ取ります。

樹皮は、本来、樹体を守るために必要なので、暖かくなってから始めます。昨年の収穫後半に、カイガラムシが発生したので、皮を取る事で、樹皮の間にある卵の密度を下げ、今年の発生を減らすために今年は実施しました。また、樹皮や、巻きヒゲなど死んだ細胞に病原菌が越冬します。

樹皮を剥ぎ取ると、一本一本の樹の健康状態も判るし、特定の樹にだけ、カイガラムシの卵がある事に気が付きます。健康であれば、害虫も増えず、病気にもなりません。

 


葡萄通信 01/03/05

甲府第一農場のベリーAの若木の短梢剪定後のさっぱりとした状態です。昨年の雹の被害が枝に大きなキズとなって残っています。天災は、忘れてなくてもやってくる。今年は、かなり収穫できそうです。


葡萄通信 01/01/23

ぎっくり腰の影響で、境川農場の施肥と耕起、周辺の草刈を春先に延期し、デラウエアの剪定、甲府第二農場のピオーネの萌芽促進のためのシアナミド散布(窒素成分をこの時期、枝に散布または、塗布し、生育を5日ほど早めます。)を最優先で行いました。

写真は、甲府第二農場のピオーネの剪定の様子です。昨年の雹害の影響で生育期間の葉面積不足と早期落葉による枝の状態は、予想の範囲内で、特に問題がなさそうです。

今年になって二回の降雪が、ブドウの樹と土にとって良い影響を与えているので、萌芽(芽吹き)も期待できそうです。

暖冬の予報から一転、本格的な寒さが続き、剪定作業が結果的に遅れたことが、ブドウにとっても、私の腰にとっても結果的にはプラスに働いています。


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